ハウスミュージック名曲ランキング
ハウスミュージックの名曲ランキング~史上最高(オールタイムベスト)のHouse音楽は?--。米タイムアウト誌が2016年に選んだ歴代ベスト10です。曲名やアーティスト、YouTube動画を一覧にまとめました。おすすめの曲や、クラブで定番の有名な曲がそろっています。 (2016年3月現在)
順位 | 曲名 | アーティスト | 試聴と動画 |
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1 | 「ユア・ラブ」 (Your Love) 1986年 試聴(Amazon)→ |
フランキー・ナックルズ&ジェイミー・プリンシプル (Frankie Knuckles & Jamie Principle) シカゴ出身でハウスの先駆者だった音楽家ジェイミー・プリンシプルの1984年の歌を、 DJのフランキー・ナックルズがリミックスした。 シカゴのクラブシーンで大人気となり、ハウスミュージックの古典となった。 |
動画(音のみ)→ |
2 | 「ノー・ウェイ・バック」 (No Way Back) 1986 試聴(Amazon)→ |
アドニス (Adonis) アシッドハウスのパイオニアであるアドニスの代表曲。 シカゴハウスの創世記において最も重要な曲の一つとされる。 10万以上のセールスを記録した。 「もう自分をコントロールできない(I've lost control)」「後戻りできない(Ain't no way back)」という短いフレーズを繰り返す。 装飾を省いたクールな名曲。 |
動画(音のみ)→ |
3 | 「ミステリー・オブ・ラブ」 (Mystery of Love) 1986 試聴(Amazon)→ |
フィンガーズ・インク (Fingers Inc.) 「ディープハウス」の先がけとなったグループ「FINGERS INC.」の古典。 最小限のシンセベース、アシッドなマシンビートに絡む幽玄なシンセサイザーが特徴。 |
動画(音のみ)→ |
4 | 「フレンチ・キス」 (French Kiss) 1989 試聴(Amazon)→ |
リル・ルイス (Lil’ Louis) |
動画(音のみ)→ |
5 | 「キャン・ユー・フィール・イット?」 (Can You Feel It?) 1986 試聴(Amazon)→ |
ミスター・フィンガーズ (Mr. Fingers) |
動画(音のみ)→ |
6 | 「ムーブ・ユア・ボディ」 (Move Your Body) 1986 試聴(Amazon)→ |
マーシャル・ジェファーソン&オン・ザ・ハウス (Marshall Jefferson and On the House) |
動画(音のみ)→ |
7 | 「キャン・ユー・パーティー」 (Can You Party) 1988 試聴(Amazon)→ |
ロイヤル・ハウス (Royal House) |
動画(音のみ)→ |
8 | 「ブレイク・フォー・ラブ」 (Break 4 Love) 1988 試聴(Amazon)→ |
レイズ (Raze) |
動画(音のみ)→ |
9 | 「ブードゥー・レイ」 (Voodoo Ray) 1989 |
ア・ガイ・コールド・ジェラルド (A Guy Called Gerald) |
動画(音のみ)→ |
10 | 「チャイム」 (Chime) 1990 試聴(Amazon)→ |
オービタル (Orbital) |
スタジオ演奏 |
出典:
TimeOut The 20 best house music songs ever mede
ハウスミュージックとは
ハウス・ミュージック(House Music)とは、シンセサイザーやドラムマシーンを使った電子音楽(テクノ・ミュージック)の一つであり、ダンス音楽のメジャーな一形態。
「四つ打ち」のリズムを特徴とする。クラブでダンス音楽として使われることが多い。 ディスコ音楽の影響を受けているが、メロディよりもリズム感が重視される傾向がある。 過去のヒット曲の印象的なフレーズを拾って組み合わせ、オリジナルな作品に仕上げることもある。
1980年代初期にシカゴで誕生したとされる。 フランキー・ナックルズがDJをしていたシカゴのゲイ・クラブ「ウェアハウス」(Warehouse)が、「ハウス」という名称の由来。
ハウスの起源
ハウスミュージックの開祖はDJフランキー・ナックルズと言われている。フランキー・ナックルズは1970年代半ばに米国シカゴの“ウェアハウス”というゲイ・クラブでDJを始め、そこでかかっていた音楽“ウェアハウス・ミュージック”が転じて“ハウスミュージック”となった。
歴史的背景
1970年代、世界はディスコブームに沸いたが、80年代に入ると、音楽としてのディスコは急速に勢いを失う。その穴を埋めるように、クラブではDJの独自アレンジを加えたサウンドが重宝されるようになった。 そこで登場したのがハウスミュージックである。
ハウスの曲
パンプ・アップ・ザ・ヴォリューム
ハウス初のレコードとして発表されたのはジェシー・サンダース"On&On"(1984年)。最初のメジャーヒットとなったのは、イギリスのハウスユニット「M/A/R/R/S(マーズ)」の「パンプ・アップ・ザ・ヴォリューム」(Pump Up The Volume)。1990年に大ヒットしたマドンナの“ヴォーグ”は典型的なハウスだとされている。
サウンドの進化
「ALL ABOUT DISCO MUSIC (bounce book)」(エフエム東京)によると、初期のハウスの曲がレコードとして売れるようになると、トラックスやDJインターナショナルといったレーベルが設立され、マーシャル・ジェファーソンやラリー・ハードといった面々が躍進を遂げていく。そのサウンドはディスコの宅録ヴァージョンとも言えるもので、初期はチープで粗削りなものが多かったものの、やがてそのスタイルは<洗練>と<突然変異>という道を歩む。後者にあたるのがスリージーD、DJピエールが生み出したアシッド・ハウスだろう。これらのサウンドには、当時
フランキー・ナックルズ(FRNKIE KNUCKLES)
フランキー・ナックルズは、ハウス音楽の生みの親とされるDJ。
シカゴのクラブ「ウェアハウス」
当初はニューヨークで活動していたが、1977年、シカゴのクラブ「ウェアハウス」(Warehouse)のオープンに伴い、レギュラーDJ(レジデントDJ)として招かれる。 そこで、ナックルズは、ディスコ音楽やソウルミュージック、ヨーロッパ生まれのエレクトロダンス音楽をミックスする手法を生み出し、 絶大な人気を博した。とくに、アフリカ系(黒人)やゲイコミュニティーの間で熱狂的な支持を受けた。
新しいダンス音楽
ナックルズはさらに試行錯誤を繰り返して新しい電子系ダンス音楽の原型を作り出していった。 その音楽は、クラブ名(ウェアハウス)から「ハウス」と呼ばれるようになり、 ハウス・ミュージックの歴史的な起点となった。
大阪のクラブ「Genesis」の専属DJ
日本では、大阪のクラブ「Genesis」の専属DJとしてプレイしたことがある。
ダンスチャートで1位
1988年、NYに戻りデブ・ミックスに参加。以後、トップ・リミキサーの座に君臨し続けた。 個人名義でもヴァージンより「ウィッスル・ソング」を発表し、アメリカのダンスチャートで1位に輝いた。(その後、3曲が1位になっている)『ビヨンド・ザ・ミックス』などのアルバムも発表した。
ラリー・レヴァンの盟友
ラリー・レヴァンとは、中学の同級生であり、友人。ともにDJとして修業した。早期にゲイとしてカミングアウトしていた。
職業 | DJ、音楽プロデューサー、リミキサー |
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生まれ | 1955年1月18日 |
死去 | 2014年3月31日 |
出身 | ニューヨーク・ブロンクス |
ジャンル | ハウス、R&B、ソウル、ポストディスコ |
本名 | ローレンス・フィルポット |
参考資料 |
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